地域社会での共生を
11月20日
加藤千麿(名古屋銀行)頭取と懇談
11月20日、名古屋銀行本店内で懇談会が行われ、名古屋銀行から加藤千麿頭取(今秋藍綬褒章を受章)、山本恭久総合企画部部長、小栗章雄名古屋第9エリア長の3名が対応されました。同友会からは佐々木正喜会長、鋤柄修代表理事、木全哲也金融アセスメント推進プロジェクト長、内輪博之事務局次長の四名が出席しました。これは、金融アセスメント法制定の全国的運動の一環として、地域貢献に関しての意見交換として企画されたもので、懇談ではまず今中小企業家が望んでいる要望として、「担保条件の緩和」「借入金利」「担当者の知識・対応」の3点であることが紹介されました。これを受け会話が弾み、不良債権をめぐる大企業と中小企業の違いや金融検査マニュアルの中小企業への適応についての課題、地域協業化での中小企業の生き残りなど、幅広い意見交換となりました。名古屋銀行側からは「地元中小企業との共生およびその関係の継続性」をビジネスモデルとしていること、さらには担保・保証に依存しない提携商品の開発や過去のデータ蓄積による企業診断の実施・検討などについて語られました。同友会側からは、経営指針の確立など、自助努力を活動の大きな柱としていること、「金融アセスメント法」制定の運動の中で一層の企業努力が求めれられていることを実感したなど、現場からの声や意見が出されました。地域社会で共生していく上でも、互いの情報開示による信頼関係を築いていくことの大切さが認識された懇談会となりました。