尾張支部・名古屋支部で新春講演会を開催
尾張支部賀詞交歓会1月20日
名古屋支部経営者のつどい1月22日
決して諦めないそんな経営姿勢を
赤石会長

理念なき経営に明日はない
尾張支部では発足以来初めての試みとして賀詞交歓会を開催し170名が参加、中同協の赤石義博会長が、「理念なき経営に明日はない」をテーマに講演を行いました。赤石氏は日本と欧米諸国での中小企業政策の比較を行う中、経営者は「なんのために経営をするのか」という経営哲学を持つことが今日の時代、一層必要になっていることを強調しました。さらに、社員を「最も信頼できるパートナー」と位置づけ、社員の「生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる」ことを保証すること、その為には、「経営理念をしっかり持って、決して諦めない経営姿勢が求められています」と語りました。
美空ひばり(?)が登場尾張第2部
第2部では、賀詞交歓会として懇親会を開催。和やかに名刺交換が進む中で、美空ひばりに扮した稲沢地区の山田博比古氏((株)山彦)が熱唱するなど、和気あいあいの懇親会となりました。会外から参加した9名の経営者の周りには、歓迎に訪れる会員が絶えることなく、閉会までに五名が同友会への入会申し込みを済ませました。
中小企業の強みはこれだ
吉田敬一氏(駒沢大学経済学部)が講演
会外から70名が参加
2日後の22日、名古屋支部の「経営者の集い」が開催され、会外からの70名を含む190名が参加、基調講演では、駒澤大学経済学部の吉田敬一氏が、「中小企業の強みはここにある」と題して講演。中小企業本来の長所を活かしきれないでいる現状について現場の実例をまじえ、報告しました。どこで誰が作っても、同じ機能や形状が求められたキャッチアップ型経済から、モノ溢れの時代、「お隣と違うモノが欲しい」という購買意欲の応えるフロントランナー型経済への流れの中、差別化の必要を吉田氏は説かれます。「それには、文化に根ざした商品であることが前提にあり、市場のニーズがどこにあるのかをつかむこと、それをトレンドに高めることができるのは小回りの利く中小企業だけです。また、その考え方を早くから取り入れて実践している団体が同友会です」と参加者を激励しました。
3000名を早期に実現し、より良い経営環境を
続くグループ討論では、会外から参加した皆さんの感想を頂きながら、会員が同友会で何を学び何をつかんだか、具体的な事例を報告しあいました。最後に名古屋支部の立木増強委員長から、「中小企業が経営しやすい環境を整えていくためには数の力が必要です。同友会にご入会いただき、共に学び、より良い経営環境を実現させましょう」と入会を呼びかけ、会場では3名が入会し、更に4名が入会を申し込みました。