どうゆうき

▼夏にもかかわらず、世間では韓国ドラマ「冬のソナタ」が超人気。あわせて韓国映画や若手男女俳優が今や旬となっている。近頃の私達、笑うことはまあ多いが、泣く感情、悲しむ気持ち、怒る気持ち等が生活の中でどれほど持っているだろう。個人差や年齢差があるにせよ、喜怒哀楽、特に涙を流す、怒りを表す等の尺度が弛んでいないだろうか。悲しむ、哀れみ、羞らうの情緒、情操感も枯れてないか
▼身近に幼児虐待や子供による殺傷、バカげた猥褻行為、列車中での飲食や化粧、果ては所かまわずの地べたへの座り込み。そんな殺伐とした今日だからこそ、郷愁であれ、韓国ドラマにかっての日本的心情を感じるのがファンの心理であれば、まだまだ捨てたものでもない
▼先日地区例会で『コォトイ』『シャダツ』を会話として発したところ、「意味不明」と言われた。我ながら古語用語かと驚きつつも、テレビで格言の中の「窮鳥、窮鼠」を理解できない文化人もいるものだからと、変な納得をした。人名漢字用語の制限解除の報を、情けない腹立たしさで眺めた。そんな意味では年金問題を筆頭に、改革の名の下、「何だ!こりゃ」問題が国内に累々、そんな憤を込めての参院選もなんと棄権は四割余
▼あらためて思う、先輩諸兄のご苦難と偉大さを。私達が今、会活動を通して経営を、経営者像を学ばせて頂き、さらに中小企業の代表団体として「運動」をおこすことで、繁栄社会への貢献が可能な同友会である事を確信する。諸般挑むるに、今こそ同友会の3つの目的が輝き、全世界に必要とされるよう共に誇りをもち実践を。

副会長 廣瀬嘉人