広報部6月24日
裏方が語る!「会員増強」
6月の広報部会は、前年度増強目標を達成した地区の中で尾張、名古屋、三河支部から編集委員に推薦された3名の増強委員を招きました。3名の方々に達成の経緯から苦労話、今でこそ語れる本音などを報告していただきました。
達成率一番となって
橋本昌博氏(株)国分農園(稲沢地区)
昨年の稲沢地区は期首を24名の会員でスタートし、増強目標12名(5割増)を掲げ、達成しました。橋本氏は「自分は特に増強委員として特に何もやっていない。地区会員の熱心な活動で、例会参加率は7〜8割。良い雰囲気で盛り上がっているので、自然と増強できた」と語られます。氏の報告からは、稲沢地区の活性化と盛り上がりが感じられました。その自信がなせるのか、地区例会を活性化させ、各会員が真に学ぶ姿勢があれば、「増強委員はいらない」とまで言われます。増強には数字目標があり、数だけを追うと、どうしてもプレッシャーを感じますが、例会づくりや地区の活性化をめざすことで、増強も捉えやすくなり、プレッシャーも感じられなくなるでしょう。「目標達成できたのは、地区役員や会員のおかげ」と語れられるのも、氏の人柄を象徴しているように感じました。
若手には意地がある
手縄実氏(株)共栄産業(名古屋第4青同)
名古屋第4青同は、ここ数年で会員数を大幅に伸ばしており、前年度は3割増(18名)の目標を達成します。手縄氏は、単に会員向けの例会にならないよう配慮し、ゲスト動員ができる例会をめざしています。また会員が「良い例会なので、ぜひゲストを誘いたい」となる環境をつくってきたと言います。参加ゲストには発言機会を与えるなど、常に「参加意識」が持てるよう努め、2次会においても、同業者や関連業界の会員に同席してもらい、経営課題を聞き出したり、夢を語っていただいたりと、配慮を重ねます。昨年は4月例会からいきなり4名が入会。7月までには11名が入会し、まさに順風満帆。「目標達成を12月までに」とし、意気揚々と下半期を迎えました。ところが、個人的な事情で、手縄氏は会活動から離れざるを得なくなり、結果的に3月の地区総会ギリギリでの達成となりました。手縄氏の役割を各役員や会員が見事に引き継いだことで、増強目標を達成でき、氏はこの場をかりて、感謝の気持ちを述べられました。
未開のエリアに同友会理念を
遠藤寿一氏ネッフル東海販売(株)(豊橋地区)
「地区の温度差」という言葉を聞きますが、以前の豊橋地区では、同友会活動は単なる「同友会ごっこ」であったと、今だから言える「本音」を遠藤氏は話されました。10年程前、遠藤氏は地区会長からの依頼もあって、支部や県、全国の行事に積極的に参加し、徐々に同友会への意識を高められます。「他の地区にはすごい経営者がいる。このままではいけない!」と、地元会員の会への意識を高めなければならないことを実感されます。その経験を地区に落とし込み、現在では会歴の浅い会員も県行事であるフォーラムや役員研修大学へ積極的に参加し、「発言が変わった」と感じられているそうです。東三河地域には豊橋、豊川など県下有数の中小企業のまちがあり、今後はまず、豊橋地区を100名体制に持っていき、いずれは豊川、蒲郡を含む3地区で「200名体制に持っていきたい」と、今後の抱負を熱く語られました。
増強の「増」は「告知・宣伝・PR」
広報において、増強の「増」の部分は「告知・宣伝PR」と捉え、入会されてからのフォローである「強」の部分は、「同友Aichi」等を使い、「活動を広く知らしめていくこと」が大切です。このことが広報部員の役割であることをあらためて感じました。「同友会の良さ」に触れることなく退会することは、実に「もったいない」ことです。新しい会員を増やすだけが増強ではなく、退会者を減らすことも増強委員、広報部員の重要な役割です。それには互いの連携は不可欠であり、常に情報交換し、同友会のみならず、自社や自己の成長に繋げていければと思いました。
【広報部員古澤毅】