尾張支部(8月)
各ブロックで合同例会を開催
●南ブロック(知多、知多北部、豊明、尾張南青同)8月18日
お客さん、社員とのコミュニケーション
加藤輝美氏(株)ケイ・クリエイト
8月18日に行われた南ブロック合同例会では、「お客さん、社員さんとコミュニケーションはとれていますか?」というテーマで加藤氏に報告して頂きました。ワンマン社長であった加藤氏が失敗経験を経て、社員と徹底したコミュニケーションを図り、会社を変化させていった様を聞き、経営に携わる者には大変参考になり、かつ耳の痛い話でした。「経営者誰しもが陥りやすい状況を脱却し、良い方向に転換していくか」、トップ次第で会社は変わることを痛感しました。グループ討論では他の地区の方々と親密な意見交換を交わすことができ、通常例会とは一味違い、得るものもまた多かった会合でした。(株)三井酢店三井哲司(尾張南青同)
●西ブロック(海部・津島、一宮、稲沢、西春日井、尾張北青同)8月27日
時代の流れについて行けますか?
高瀬喜照氏(有)高瀬金型
中小企業で今の経済状況の中、金型と射出成型という難しい業界の中で、黒字を続けることは大変なことです。高瀬氏の会社は、工場増築など次の対策を行っていますが、注目されるのは定期的に若手人材を採用し、熟練工の技術の継承に力を注いでいる点です。安い人件費で生産ができる中国などに生産拠点を移し、中小企業でも同様の中で、工場の増設や技術の継承など、高瀬金型の底力を垣間見ることができました。金型製造業が射出成型まで行う、それが高瀬金型の強みともなっていますが、何よりも高瀬氏の人柄に社員や顧客が引きつけられ、今日があるように見えたのは、私だけでしょうか。(株)コスモテック 加藤義昭(一宮地区)
みんなに支えられて
新井茂国際運輸(株)(プロジェクトリーダー)
西尾張ブロック合同例会は会内外から約百名が参加し、盛大に行われました。この例会の準備の為に各地区2名計10名のプロジェクトが選ばれました。最初は思うように意見がまとまらず、会合をする度、放り出したくなる思いでしたが、「成功させよう」という他のメンバーに励まされ、報告者も報告内容も一致させることができました。後は役割分担を決め、各地区で参加確認をお願いするだけとなりました。当日は早くからプロジェクト員に集まって頂き、予定より早く準備を終えることができました。高瀬社長の柔和な中にも真面目な報告、そしてグループ討論も真剣に行われました。無事に例会も終わり、「いい例会だったね」と声をかけられ、「最後までやり通してよかった」との思いで一杯でした。最後まで支えてくれたプロジェクト全員のおかげだと感謝しています。
●東ブロック(愛北、春日井、瀬戸、尾北)8月28日
魅力ある会社へ〜よろこび探しの共育ち
東尾張ブロック合同例会は、各地区1名の報告者をお願いし、パネル討論で各社の「共育ち」に関しての現状や未来への展望を発表していただきました。
●愛北地区「報連相とチームプレー」稲山順三氏稲山測量登記事務所
●春日井地区「経営者と社員の責任」松浦邦彦氏(株)松浦紙器製作所
●瀬戸地区「共育ちは財産」北川誠治氏(株)キタガワ工芸
●尾北地区「お客様から頼られる会社」湯浅直樹氏(有)京屋
各自、想いも取り組み方もまちまちですが、誰からも信頼してもらえる会社をつくることが、社員にも顧客にも魅力ある会社であるとの意見で一致しました。同友会活動で学んだことが自社の共育ちに生かされているなどの報告もあり、11名のゲストの方にも同友会を更に知ってもらえる例会になったと思います。今回の例会では、「共育ち」に関する事だけでなく、経営者の想いを社員、関係者に伝えるには、経営者自身の信念が重要であり、それを具体化した経営指針が必要不可欠であることも明確になりました。グループ討論は、「あなたは共育ちについてどのように取り組んでいますか」のテーマで行われ、活発な討論が繰り広げられました。
ネクスタック丹羽俊文(愛北地区)