第7回「あいち経営フォーラム」
10月13日
本気で実践!人を生かす経営〜過去最高1030名が集う
時代と地域の期待に応えよう
10月13日、「第7回あいち経営フォーラム」が名古屋国際会議場で開催され、過去最高の1030名が参加しました。今年のフォーラムは、昨年の「本物が求められる時代、選ばれる企業に」のスローガンを受けて、「本気で実践しよう」がテーマとして打ち出されました。時代の期待に恥じない、そして地域社会からあてにされる企業づくりをめざし、参加者は熱のこもった意見交換を行いました。
「本気で実践しよう」
冒頭、佐々木愛知同友会会長より「名古屋の一人勝ちと言われるが、いつまで続くのかわからない。自分の城をどう築き守るのか。今回のフォーラムでの学びを企業づくりの実践に活かして欲しい」と挨拶されました。さらに、上根実行委員長は、「今年は『本気で実践』と打ち出しました。必ず解決のヒントをみつけてください」と挨拶され、今回のフォーラムに込める想いを熱く伝えました。続いて、愛知県より藤井敏夫産業労働部次長、名古屋市より山内昭産業部長よりのご来賓の挨拶をいただき、地域活性化に果たす中小企業の役割と愛知同友会への期待が述べられました。
「人を生かす経営」
基調講演では「『労使見解』を軸に真の人間尊重経営を求めて」と題し、(株)アイワードの木野口功氏(北海道同友会)が講演されました。「社員の自主性をいかに促すかが鍵」と、徹底した社内論議と情報共有で会社を再建した経緯、これからの時代に求められる経営者の姿勢が木野口氏より話されました。それを受けて、「人を生かす」「自社の強みを徹底追求」「地域経済の発展を担う」「特別」のカテゴリーで設けられた12の分科会において、それぞれ自社の課題を深めあい、その後の懇親パーティでは1日の学びを振り返りました。
250名実行体制で10カ月間準備して
今回のフォーラムは昨年12月に準備会を立ち上げ、各組織から、実行委員と分科会スタッフを選出、250名が準備にかかわりました。「年に1度は経営課題で2600名の会員が一同に集い、学びの魅力を実感できる場をつくりたい」という10カ月の準備が、過去最高の参加者数に現れたとも言えるでしょう。
フォーラム実行委員長 上根崇
▼10月13日、第7回あいち経営フォーラムが開催された。昨年の12月から準備を始め、会員の「声」を集約すべく、各地区へのアンケートを実施。「経営課題」を徹底討議する場としてのフォーラムの位置づけを再確認し、また先回からの継続性を重視したコンセプトを決定した
▼今回のフォーラムでは、支部を通したバックアップ体制と「経営課題のフォーラム」が、各組織に浸透したという手応えを感じた。県行事は、ややもすると「上からの押しつけ」といったイメージを強く持たれてしまうが、各地区から選出された実行委員(企画づくり担当)やスタッフ(分科会グループ長、グループ報告者)など総勢250名をこえる方々に、各地区でフォーラムの意義や魅力を語る「語り部」の役割を務めていただいた。結果、参加者1030名という過去最高の参加者数につながった
▼ひとりでも多くの会員が「フォーラム」を体験し、フォーラムを通しての「学び」や「気づき」を企業経営に活かしていくことが大切である。私も今回で3回目の実行委員長であったが、あらためて組織運営の難しさ、リーダーシップのとり方の難しさを実感した。同時に、理念・方針・計画の大切さを再認識できた。この場を借りて、組織をこえた多くの皆さんにご支援、ご協力をいただいたことに深く深く御礼申し上げます。