名古屋支部
1月26日
第7回新会員オリエンテーション
同友会と関わって、私はどう変わったか
浅野由拡氏(株)浅野タイル店常務取締役
私は、同友会に同業の方から誘われて入会しました。入会当時、まだ社内では役職に就いておらず、「経営の勉強」と言われてもピンとこないことが多かったのですが、「いつかは役に立つ時が来る」と信じて活動し、退会する気はまったくありませんでした。ところが、私の後に同級生が2名入会し、彼らが同友会でどんどん活躍するのを見て「負けられない」と奮起、これが同友会にのめり込むきっかけとなりました。地区会長になることが決まってから、地区方針を真剣に考え、あれこれ書いてみましたが、地区の仲間に見せると「解りにくい」という感想です。何度書き直しても「解りにくい」と言われ、この時ほど「想いを解りやすく伝える」ことの大切さを思ったことはありませんでした。昨年、私は会社で常務となり、会社の理念のようなものを書いた時は「解りやすい方針」を第一に考えました。あれこれ書いても、理解されなければ意味がないことを学んだからです。今、タイル業界は大きく変化しています。これからは信用を増して、利益を出す仕組みを作っていかなければなりません。そのために今、当たり前のことを続けることが大切だと思い、毎月、私の考えをまとめ、給料袋に入れるようにしました。はじめは反応がなく、読まれているか心配でしたが、わざと間違えたものを入れてみると、「常務、間違ってたよ」と言われ、読んでくれていることがわかりました。同友会での学びは、即効性はありませんが、活動の仕方次第ではじわじわと効果を現してきます。同友会では経営の共通点を普遍化して学びます。経営をしていれば、必ず課題が見つかります。その時のために、小さなこと、やれることからやる人が得をする、同友会はそういう会だと思います。
【文責事務局・井上一馬】
(株)浅野タイル店
活動方針(いつも頭に思い浮かべること)
【共生】
1、安全(怪我をしない、させない職場創り)の向上を目指す。
2、品質(お客様が喜ぶ商品を提供)の向上を目指す。
3、速さ(工程管理を意識した作業)の向上を目指す。
4、自立(一人一人が責任を持った行動・決断)の向上を目指す。
以上を追求しつづけましょう。