3支部主催「経営指針講座」
2月20日
「05年秋講座」を終えて
丹羽昭夫(有)宝製作所(講座副会長)
27名に「入門証書」が
昨年11月2日から補講2回、合宿1回を含め10回に及んだ「05年秋講座」の修了式が2月20日に行われました。今回は、「経営指針研究会」から「経営指針講座」と名称が変更されて初めての講座で、参加者28名中、27名に「指針経営入門証書」が手渡されました。修了式の前には経営指針発表が行われ、熱い想いが会場中に伝わってきました。その発表に対し、他の参加者とコーディネーターの武沢信行氏から意見や質問、感想、さらにアドバイス等が寄せられました。今回の講座の参加者は、三河青同から9名、その他の青同からも8名が参加し、青同中心の若さと元気で活気ある講座となりました。「何のために経営しているか」を限られた時間の中、共に熱い気持ちを持った仲間たちで考え抜きました。
個人だから指針は不要?
講座ではまず、経営理念を成文化、それを基に方針をつくりました。その後、短期・中期計画を作成し、マーケティング方針を決め、内部管理体制強化方法などを学びました。明確に自社の方向性が見えずにいた人が、この講座で自社の方向性をしっかり確立し、それにより取り引き先を変え、会社の中身が良くなってきたと語れるようになりました。「個人経営の会社は社員がいないから指針はいらない」という人がいますが、私はまったく逆だと思います。人から何も言われない、言う人がいないから自分自身がしっかりしなくてはいけない。自分に言い訳できない様に自分の信念をしっかり持ち、書き記さなくてはならないと思います。指針をつくることで、自社の課題が見えてきます。そして、その課題を克服していくのです。「今回の受講生は今までの中で一番熱かった」と武沢氏も言われました。大切なのは熱狂的状況をつくること。それをつくり出す張本人は経営者の私たちです。受講をきっかけに、会社の発展が期待され、参加者全員の将来が非常に楽しみです。