「雪どけの陽〜ガンバレ町工場」上演に至るまで
花木裕明 花木社会保険労務士事務所
5年で3倍の会員に
外は土砂降りの雨の中、想定外の超満員に膨れ上がった六百名というホールの熱い視線を集めながら、1年かけて稲沢地区会員全員でつくり上げた演劇の緞帳が上がりました。稲沢地区は2001年4月に22名で発足。それから5年、地区会員の要望に応える活動を行い、現在67名と3倍の会員数になりました。愛知県で有数の活性化している地区として自他共に認める注目される地区になってきています。そんな稲沢地区が、今年、発足5周年を迎え、「記念事業を行おう」という声が、会員の中から自然発生的に出されました。そこで「同友会理念」「労使見解」をわかりやすく伝える方法として、「演劇」を手作りで、地域の方にも同友会を広く知っていただこうということに決まりました。
自信と強固な絆が
それからが大変でした。披露する場所として尾張支部総会の中で披露することに決定しましたが、「どんな劇にするのか」「脚本を誰が書くのか」「演出はどうする」「出演者は」「舞台は」など難題が山積みです。それを数え切れないほど話し合い、議論を重ね、当日を迎えました。この演劇を通し、手づくりで作り上げていくということを「会社」に置きかえてみました。中小企業が生き残っていくことが困難な時代の中でも、やり切ったという自信と会員間の絆が深まりました。これからの会社経営にも生かせると演劇に携わったものすべてが実感したことでしょう。最後に、この無謀とも言える演劇に、最後までご協力いただいた尾張支部を始めとする会員の皆さん、社員、家族、お得意様に熱く感謝申し上げます。やったぞー!!