２００６インターンシップ
「共育」理念を広く地域に
８月２１日キックオフ
９月１日修了式
１７大学学生１０８名が５０社と事務局で研修
今年で９年目を迎える同友会のインターンシップですが、今年は８月２１日から９月１日までの２週間、５０社の会員企業と事務局で行われました。回を重ねるごとに参加学生と派遣大学が増え、今年は新たに名古屋市立大学、名古屋文理大学、中京大学、朝日大学の４校が加わりました。また、長期（４週間）コースとして、今年は４社で４名の学生が９月１５日までの研修に参加しました。
学生自身の視点から
「学生自身がインターンシップ研修の主役に」と研修終了生が中心になり、代々引継がれてきた「インターンシップ学生実行委員会」も今年で３年目を迎えました。今年は、各大学での事前授業におけるＰＲ活動のほか、キックオフセミナーや修了式の運営の中心にもなりました。また、就職活動を控えた学生の視点で、「自分の目標を持つ」「コミュニケーション能力を身に付ける」等をキーワードに研修生の相談にものりました。
働くこと、学ぶこと
８月２１日のキックオフセミナーでは「働くこと、学ぶこと、中小企業でのインターンシップのポイント」と題して、共同求人委員長の丸竹の服部勝之氏が報告を行いました。服部氏は、「仕事とは周りに影響を与える動きであり、多くの人と係りを持つ動きであること。学生は現場に触れることで、初めて仕事の実態がわかる」と紹介し、「自分の目標とインターンシップ研修の接点、つまり現場で研修をしながら自分の能力を探しだす事が重要です」と語りかけました。
２週間を振り返って
最終日の修了式では「模擬企業説明会」も開催、２週間の研修の振り返りと共に、学生の目前に迫る「就職活動」に対するトレーニングも行われました。グループ討論では「仕事の楽しさと大変さを実感した」「自分の無知を知った」「今できる事、すなわち目標を持って学ぶ事」等など、学生たちの明日からの自分に対する生き生きとした発言が続いていました。
●私が研修で学んだもの「円陣全開」の２週間を終えて
働くことの意味を学ぶ
今年で９年目となる愛知同友会のインターンシップでは、１７大学から１０８名の研修生を５０社と事務局で受け入れました。９月１日の修了式では、２週間の研修から、働くことの意味や中小企業でのやりがなど、研修で学んだことが交流されました。２００６年度のインターンシップは１１月２日の「まとめ会議」をもって締め括ります。インターンシップ学生実行委員が企画・運営を行った集合研修や、各企業での研修風景を、また提出された感想文の一部を紹介します。
感想文より（抜粋）
◆私の研修先の会社は、企業理念がしっかりした会社で、それは美辞麗句を並べただけで終わるものではなく、仕事の端々にその姿勢が見られました。仕事に誇りを持ちつつ、それに縛られない最高のロールモデルでした。（（株）エステム・Ｓさん）
◆自分の意見や考えを的確に伝える事の難しさ・大切さについて学びました。職に対する認識も大きく変わり、やりがいを持てる仕事は任せてもらえる能力を備えなければならないことも学びました。（（株）シジャム・ビーティービー・Ｇさん）
◆仕事をするにあたり、お金や生活のためではなく、仕事に対する楽しさとやりがいが持てることが大切だと気づきました。また、生の現場を見ることによって、その仕事の魅力を知ることができました。この先の自分にとって大切な事や目標を見つけた充実した二週間でした。（（有）トリックス・Ｗさん）
◆「凄い」と思った事は、作業と休憩のメリハリがついていることです。休憩が終わるとすぐ立ち上がり、猛暑のなか真剣に作業に取り掛かる姿は印象的でした。作業は大変でしたが、仕事をすることの厳しさや、面白みが感じられる毎日を過ごしました。（（有）服部庭園・Ｔさん）
◆社員の家族のことまで考えたり、社員と同じ目線に物事を見たりと、私がイメージする社長像が変わりました。また、世の中を支えているのは中小企業であり、人が生活していくために、とても大切なことを担っているのだと知りました。（同友会事務局・Ａさん）
●２００６年派遣大学派遣大学（１７大学）
愛知学院大学
愛知学泉大学
愛知工業大学
愛知産業大学
愛知淑徳大学
金城学院大学
椙山女学園大学
大同工業大学
東邦学園大学
名古屋工業大学
名古屋市立大学
名古屋文理大学
日本福祉大学
名城大学
中部大学
中京大学
朝日大学
