会員35名が5大学で講師活動
中小企業の魅力と実像を学生に
広がる産学連携
地元大学からの講座の講師依頼や教育講座への協力や後援依頼、さらに今年10年目を迎える大学生の「インターンシップ」など、教育機関と愛知同友会との産学連携の取り組みが着実に広がっています。昨年に引き続き、地元大学よりの講師依頼を受け、4〜7月、5大学・5つの講座でのべ35名の会員が授業を行っています。@名城大学大学院経済学研究科「フロンティア産業研究」(4〜7月、11名)A愛知東邦大学経営学部「地域ビジネス特講III」(4〜7月、11名)B名古屋工業大学「産業集積論」(5〜7月、7名)C愛知淑徳大学経済学部「インターンシップ概論」(5月、4名)D愛知産業大学経営学部「経営哲学特講」(5・6月、2名)また今秋には、名古屋市立大学経済学部「中小企業活性化論」や愛知産業大学経営学部「経営哲学特講」(後期)が予定されています。さらに愛知学泉大学でも「インターンシップ事前授業」がこの6月に行われました。また名古屋市立大学大学院経済研究科「社会人の学び直し教育推進プログラム」推進協力や名古屋法律経済専門学校「専修学校教育重点支援プラン実施委員」依頼などの取り組みも生まれています。
「中小企業っておもしろい」
授業の中では、経営者が自らの人生を振り返り、社会人として生きていくことの責任と楽しさ、そして「経営指針づくり」や「労使見解」、また「共育ち」を自社でどのように実践しているか語り、学生の共感を得ています。学生の感想の中でも、「地元には大企業しかないと思ってたが、中小企業もあることを知った」「経営者の生き様に触れ、中小企業っておもしろい」などの感想が寄せられています。今後、産官学連携プロジェクトでは、「産学で連携し、人づくり、企業づくり、仕事づくり、地域づくりを行う」「中小企業の役割を正確に伝える『地域教育活動』を推進する」を目的に、一層の活動を進めていきます。さらに講義で学んだ学生が、インターンシップで学んだことを深めるという流れをめざしています。