どうゆうき

▼愛知同友会は今年7月9日に創立45年を迎えます。時代の大きな変化や経済環境の激動を経て2700社をこす愛知県下有数の経営者団体に成長したかと思うと、感慨深いものがあります。私と同友会との関わりは会の創立時から始まります。どのような企業家の集りなのかよくわからないまま、仲野事務局長(当時)や顧問税理士の方に口説かれて、恐る々入会したことを今でも覚えています
▼創立当初は34名の会員数でしたが、次第に仲間が増え、一人ひとりが充分に発言することも難しくなりました。そこで「地区会」という小グループに組織を分ける事を提案したところ採用され、今日まで至っています。当時私の所属していた西地区では、個性豊かな方が多くいて楽しかったのですが、その中でも特に遠山昌夫氏(現会顧問)は、知識が豊富で、タダ者ではないという印象があり、近くに寄ると怖い程でした
▼同友会の成長と共に役員を仰せつかることとなり、全国組織(現在の中小企業家同友会全国協議会)の結成準備にも参加しました。この組織の略称をどうするかの議論の中では「中企同」という案もあったのですが、病気の「中気」を連想すると反対に会い、現在の「中同協」に決まりました。これもなつかしい思い出です
▼その後、愛知同友会の代表理事や会長を務めさせて頂き、その退任の後は、中部同友会協同組合の理事長や研究財団の理事長ををおおせつかりました。最近ではシニア部部会長も仰せつかっていますが、今は「長」という役職を退くことも、「芸」のうちだと思っています。

愛知同友会顧問 江崎信雄