中小企業地域活性化条例プロジェクト
6月29日
「地域づくり」情報交換会を開催
中小企業地域活性化条例の制定に向けて、各地区のリーダーが集う「地域づくりの各地区情報交換会」が16名の参加で開催されました。2回目の情報交換会となった今回は、西尾市(西尾・幡豆地区、浅岡勝地区会長)の条例制定に向けての取り組みを中心に、今後の方向性を探りました。
商工課や商工会議所と連携して
現在、愛知同友会で条例制定の取り組みが具体的に進んでいるのは西尾・幡豆地区です。同地区では、「地域問題委員会」を2005年に立ち上げ、西尾市長や市の商工課長との懇談会を開催し、市の産業構造の変化や、産業振興施策についての勉強会を毎月開催してきました。現在、条例の条文づくりにも取りかかり、市と商工会議所にも相談しながら進めています。
タイミングと連携のあり方
地域と中小企業の関係を深め、条例の理念を前文として書き込むことが必要であること。そして、地域活性化への想いは強いが、いざ条例制定に向けて動きだすと、上程のタイミングや商工会議所との連携のあり方など課題は多いと浅岡氏は語ります。参加者からは、他団体との連携や条文作成の過程などについて西尾市の取り組みに期待が寄せられました。
焦らず地道に背伸びせず
一方「千葉県中小企業振興条例」が今年3月に制定されました。ヨーロッパ小企業憲章のような格調高い条例となっており、各地区で大いに参考になります。条例プロジェクト長の伊藤克氏は、今後とも、条例制定に向けての取り組みや、各地域の状況を積極的に交流し、成果を蓄積する事が大切であること。また、同友会としては、焦らず地道に、背伸びせずに学習を深め、制定運動を進めていきたいとまとめました