障害者問題委員会
知的障害者の就労実習
6月11〜15日
名古屋南養護学校生12名を受け入れ
障害者問題委員会は、「人間を大切に」という同友会理念を、自分の経営で実践すべく、障害者の雇用と就労実習に努力してきました。最近では愛知県、名古屋市をはじめ、厚労省外郭団体の愛知障害者職業センターなどの行政機関から、企業家として、障害者雇用への意見を求められようになっています。また、障害者教育に携わる学校関係者からは、就労実習の協力要請が続いて来ています。今回は、名古屋南養護学校の生徒の実習受入10社のうち、初めて取り組んだ3人の経営者に感想を聞きました。
佐藤 祐一氏(株)羽根田商会
機械工具卸、実習内容は切手貼・スタンプ押等。実習生は良い子で、実習を受けて正解でした。本人も当社が気に入って、夏休みも来たいって言っており、歓迎します。
岡地 耕治氏(株)いとしん
婦人服販売、実習内容はDMの葉書加工等。右の写真は、実習生が店で接客の練習をしているところです。恥ずかしがって、どうしても『いらっしゃいませ』が言えないので、迎えにきたお母さんをお客様の役にして練習しました。初めて障害者の方と接して本当に勉強になりました。
加藤 明彦氏 エイベックス(株)
自動車部品製造、実習内容は製品の箱替。実習のために仕事を作ったが、まじめに取り組んでくれたと現場報告がきたので一安心している。初のケースで、対応には神経を使ったが、実習生が夏休みにまた来たいと言っている。仕事の工夫をして、こちらも少しづつ対応を覚えていきたい。