金融アセスだより
第9回
私は、今年2月、3月に開催された金融寺子屋の中で、私自身の勉強不足を痛感しました。そして、金融(「カネ」)の勉強がいかに経営に必要かを知るようになりました。第1回目の金融寺子屋では、金融検査マニュアルや、世界的な規制などについて教えていただきました。今年4月から新しい金融検査マニュアルに変わったという話ですが、私は、このような話をしたことがありませんでした。そして、このマニュアルに従って、融資を受けると、会社によっては、これまで通りの融資が受けにくくなると言うことも知りました。しかし、何よりショックだったのは、このマニュアルを適用することが5年前には決まっていたと言うことです。第2回目の金融寺子屋では、岡崎信用金庫の鈴木執行役員にお話し頂きました。この時は、融資担当者が注意を払う、「あるべき経営者」の3つのポイントを紹介して頂きました。また、ABL(アセット・ベースト・レンディング)という、在庫や売掛金などを担保に取る新しいサービスが始まっていることも伺いました。時代の変化が早い時代ですが、この金融アセスメント推進プロジェクトに参加して、情報を収集し、経営環境の流れに取り残されない「良い会社」「良い経営者」を目指していきたいと思います。
安藤不動産 安藤 寿