高校生の職場体験実習
〜 名古屋商業高校生2名を受け入れて 〜
社会の教育活動
インターンシップを社会教育活動として取り組む同友会。大学生は十年をむかえ、高校生は3年目になります。今年は、7月下旬〜8月上旬にかけて会内6社で、名古屋商業高校の職場体験学習を受け入れました。愛知同友会の事務局でも2名の実習生を受け入れましたので、2日間の実習の様子を報告します。学校側の実習のねらいは、「職業の持つ意味を考え、職業観を育て、前向きな職業選択へとつなげるものとする」ことです。2名の学生が実習先を事務局にした理由は、得意なパソコンを活かせる「事務」を希望、名称が「同友会“事務”局」だったので選んだとのことでした。高校生達に「事務」のイメージを聞いてみると「机の上でパソコンを操作し資料をつくる、コピー、お茶出し」というものでした。
働く現場から学ぶ
その職業観が2日間でどう変化したでしょうか。事務局以外に、会員企業2社の現場でも実習しましたが、社員から直に仕事のおもしろさ、事務のコツなど伺い実習する中、高校生の目の色が変わってきたといいます。事務はすべての仕事にあり、業種によってさまざまな違いがあります。単に書類だけを相手にするのではなく、会社にまつわるすべてと関連している仕事です。そこから、書類上の文字や数字からキャッチすること、お客様に伝える視点の大切さなどが体得できたようです。実習前より事務の中身が豊かに膨らみ、今後の高校生活の目標づくりにつながりました。
(事務局・岩附さとみ)