金融アセスだより
第11回
信用保証制度の利用に関するアンケート〜名古屋市信用保証協会からの依頼を受けて
昨年11月11日、金融アセスメント推進プロジェクトおよび名古屋支部と名古屋市信用保証協会(http://www.cgc-nagoya.or.jp/参照)との懇談会が開催され、中小企業振興のための取り組み等への意見交換が行われました。それを受けて、本年七月、名古屋市信用保証協会からの依頼を受け、金融アセスメント法推進プロジェクトでは名古屋市内に事業所のある会員企業を対象に信用保証制度の利用実態調査を行ないました。その結果(概要)を紹介します。
【調査要綱】
◎調査時 7月26日〜31日
◎調査対象 名古屋支部会員で事業所が名古屋市内にある会員
◎調査方法 ネット会員専用サイト「あいどる」を利用
◎回答企業 232名
◆ ◆ ◆ ◆
(1)貴社は信用保証協会の信用保証制度をご存じですか?
(グラフ@)・はい 209社・いいえ 23社
(2)名古屋市内の中小企業のために名古屋市信用保証協会があることをご存じですか?
(グラフA)・はい 204社・いいえ 28社
(3)名古屋市信用保証協会を、利用したことがありますか?
(グラフB)・はい 153社・いいえ 77社
(4)問(3)で「はい」とお答えのかたにお聞きします。現在も利用していますか?
(グラフC)・はい 110社・いいえ 43社
(5)今後、名古屋市信用保証協会をご利用されることをお考えですか?
(グラフD)・はい 145社・いいえ 87社
(6)名古屋市信用保証協会および信用保証制度について。(文書回答、一部のみ紹介)
◆保証料、評価基準など
・銀行から借り易い制度であるが、保証料が高い。
・貸せる貸せない、また金額の判断基準の明確化。
・本年度10月より代弁率が80%になることで金融機関の対応が今までとどの様に変わるのか心配。
・国の基盤である中小企業の保護、育成のため、協会及び制度の存続は必要であると思います。
◆金融機関との関係
・取扱いをする金融機関(特に担当者等)に十分な制度の理解をさせる必要があるのではないか。
・信用保証制度はよい制度だと思います。もっと銀行よりも協会が前面に出るべきと思います。