第9回「あいち経営フォーラム」
10月13日
中小企業から光を!
質を高め、責任ある企業に
過去最高の1046名が集う
10月13日、名古屋国際会議場にて第九回あいち経営フォーラムが開催され、1046名が参加しました。基調講演では、(株)いろどりの横石知二副社長が、「小さいからこそできる町づくり・人づくりに学ぶ」と題し、たった1枚の葉っぱから始まった日本初のツマモノ事業の過程と、まさに今、自立・持続可能な地域づくりを行っている徳島県上勝町の取り組みについて講演を行いました。その後、「経営指針」「人材採用」「企業モラル」「自社の存在価値」「事業継承」「地域社会とともに」などの13の分科会が開催され、報告と熱心な討論が交わされました。
4年連続で1000名をこえる
参加数は4年連続で1000名を超え毎年増え続けています。地区や支部の枠を超えて全県で集まり、じっくり時間をかけて討議するフォーラムを楽しみにしている会員も増えているといいます。内容と規模が共に充実してきたフォーラムは、今回は21名の行政担当者をお招きしました。そして、中小企業経営者の学ぶ姿勢に「圧倒された」、「刺激された」、「感動した」などの感想が寄せられました。
どうゆうき
▼私が同友会に入会した頃、愛知同友会は、1000名程の会員数で、当時の県総会の参加者は200名位でした。それと比べてみると今回、第9回のフォーラムでは1000名以上の参加を頂き、愛知同友会の会員が増えた事を実感しています
▼今回のフォーラムは、その規模や内容において、中同協の全国行事にも匹敵すると思います。他県の代表役員の方や支部長クラスの報告者をはじめ、大学教授や行政関係者の方、また地元のすぐれた経営実践を行う会員から報告を頂き、中身の濃い分科会になりました
▼フォーラムの良さは、経営課題が選択できる点です。同友会は、異業種の経営者の集まりですから、経営課題も違って当たり前です。13の分科会に分けてあるのも、さまざまな会員のニーズに応えるためです
▼また、基調講演も地区では呼べないような講師をお呼びしています。今回は「いろどり」の横石副社長の話を聞けるチャンスを得ました。たまたまフォーラムの日だけ予定が空いていた偶然に恵まれましたが、全国的にも有名な方と日程を合わせることは目に見えない苦労があります
▼学びの後の懇親パーティーでは、会合の続きという位置づけもあり、分科会では聞けなかった部分を聞くという主旨で行われました。本来なら全員参加でお願いしたいところです
▼今年これだけ多くの方に参加して頂いた事に感謝申し上げます。来年はフォーラム十周年にあたります。今回のフォーラム以上の内容で、多くの経営課題を解決するヒントを得られる場として今から準備を始めたいと思います。
フォーラム実行委員長 宇佐見 孝