愛知県産業労働部との懇談会
9月21日
720社の声を集めた「政策提言」に基いて
6年目を迎えた懇談会
愛知県と愛知同友会の懇談会が9月21日に開催されました。この懇談会は、愛知同友会から県へ政策要望を提言する場であり、今年で6年目となります。要望提案に先立ち全会員アンケートを実施。720社から得た回答をもとに、研究者をまじえ「政策要望プロジェクト」(小熊光男プロジェクト長)で分析し、討議を経て要望書にまとめました。
5つの柱で政策提言
前半は同友会からの提案事項の説明と、県より提案内容への回答、施策の説明が行われました。まず愛知同友会より、
(1)人材確保と育成、
(2)県産業労働センターの施設整備、
(3)中小企業支援施策、
(4)制度融資と金融、
(5)中小企業活性化条例制定の提言を行いました。
愛知県からは課題別に、「モノづくり人材育成愛知モデル」の体系と概要、県産業労働センター建設の進捗状況や構想、あいち産業振興機構を通じた情報発信と相談事業、信用保証責任共有制度の開始と商工会議所・商工会の推薦機関への位置付け、「愛知県産業創造計画」などの取り組みが説明されました。
地域経済の担い手
また、景気の曲がり角に来た中小企業の景況動向、特に緊急課題に浮上した建築基準法改正の問題と対策について、そして人材育成や確保の課題、「中小企業地域活性化条例」の各県の動向や内容などの意見交換を行いました。最後に吉岡・政策分野担当理事より、中小企業家自身が地域経済の担い手となる気概をもって日々の経営を行い、中小企業地域活性化条例に取り組んでいること。そして、よい地域づくりの担い手として、知恵を出していきたいと懇談のお礼と、今後の抱負を述べました。
◎政策提言の全文
2008年度 愛知県の中小企業政策に関する提案 (PDFファイル)