名古屋支部共育講演会
1月26日
「子どもとの会話に笑顔はありますか」
中野 裕弓氏 人事コンサルタント
同友会の「共育」(共も育ち)の理念を地域に発信し、経営者、教育者、地域の親や子供たちと教育のあり方、コミュニケーションのあり方を一緒に考える機会にと、今年第1回となる共育講演会を開催、当日は270名が参加しました。講師には元世界銀行の人事カウンセラーであり、ベストセラーとなった「世界がもし100人の村だったら」の訳者としても有名な中野裕弓氏をお招きし、「子どもとの会話に、笑顔はありますか?〜争わないコミュニケーション」と題し、講演していただきました。
相手を尊重する
講演では、親や上司は自分の価値観を押し付けるのではなく、相手を尊重する、Think(考える)でなく、feel(感じる)が大切であり、褒めるということは相手の良いところを見つけ、言葉にして、相手に返すこと、共感共鳴の「あいづち」「問いかけ」を行うなど、良好なコミュニケーションを図る具体的な行動についても分かりやすくお話いただきました。質疑応答では、親子関係や子供への接し方など具体的な悩みの相談に応える場ともなり、参加者からは「自分もつい上から目線で接していた。耳が痛い」「具体的で分かりやすい。さっそく社内での接し方を変えたい」などの感想も出されました。また当日は名古屋市教育委員会の方にもお越しいただき、名古屋市が推進する「親学」のアピールも行われるなど、地域の皆さんとの共育ち、コミュニケーションを考えさせられる1日となりました。