Bブロック合同例会
1月15日
経営の目的
岡嶋 幹雄氏 (株)トータル・サポート
佐々木一道氏 十一屋工業(株)
長澤 哲男氏 (株)ダイナテック
西田 栄一氏 (有)西田葬儀社
赤塚 昌也氏 (有)大久手工業所
役は引き受ける
この合同例会は、Bブロックの5地区会長がパネラーとなり、何のために経営をしているのか?。金・人の問題にどのように考え、対処してきたかを実際の経験談のもとに討論するものでした。まず、地区会長を受け、どのような役得があったかとの質問に、役を通じた人とのかかわりの中で、自分自身が成長したことと、自社に活かせる学びが多くあったことを紹介。「役は人を育てる。ぜひ役を受けるべき」語りました。それから、社員のモチベーションを上げるためには、就業規定をしっかりとし、先が見えるようにすること。明るく楽しく仕事ができる環境づくりを心掛ける。また、決算ボーナスを渡し感謝の気持ちを表すことにより、社員の数字的意識があがる。このような方法が紹介されるなか、新入社員の7割が終身雇用を望んでいるにもかかわらず、離職率が高いのは、安心して働ける環境づくりができていないのではないかとの意見も出されました。
何のための利益か
本例会のテーマでもある「経営の利益、目的とは何か」については、利益は会社を存続させるためのもの。社会に必要とされる会社となり、永続していくことが必要であること。また、理念を実現し、生きがいと充実感を目的とする。小さくても強い会社とし、知り合えた社員・家族・関わる人が夢を持って楽しく働ける会社とすることなどが語られました。最後に経営者として1番大事にしていることは、「何事も真摯であること」「安心安全を大切に」「後戻りはできない、生涯経営者として現役であることと腹をくくり、決してあきらめない」「情熱を持って生きる」「自分に正直に。真心を持って生きる」などの報告がありました。リスクを受けながらも経営をしていくのが経営者です。やりがいのための利益であり、その為には安定させることが必要である。それは、同友会の3つの目的そのものであるとの言葉で本例会のディスカッションは終了しました。同友会内でも多くの会員を束ねられている会長ですが、経営者としても長年経験と実績を積んできた方々です。ディスカッションだけではお聞きできない部分も多くあったかと思います。このような素晴らしい先輩方が身近にいるチャンスが同友会にはあります。積極的にかかわり、会社に活かしていかなければ無駄な時間になってしまうことを改めて感じた例会でした。
フラワースタジオ ル・プラン深谷 綾子(名古屋第2青同)