西尾張ブロック合同例会
1月17日
企業風土を確立し新しい次元へ
安井 一美氏 安井鉄工所
橋本 保土氏 安井鉄工所
自立型企業へ
99年同友会ビジョンで提案された「自立型企業」とは、「経営指針」を確立し、「共に育つ」人間尊重の企業になることを前提とし、得意技を持ち、商品開発力や技術力を蓄えて、多様なネットワークを有効に広げる方向性を持った企業です。今回の西尾張ブロック合同例会では、これらの事を実践している安井鉄工所の安井・橋本両氏を迎え、体験報告を聞き、総勢120名の参加者による例会となりました。報告は安井氏による企業沿革と履歴から始まりました。安井氏は親会社の倒産後入社し、2代目と言う立場から、寝食を忘れて家業に没頭します。その間、信頼していた親族社員の退社やバブル崩壊などの逆境を経験しながらも、不屈の精神で、新たな導入事項を次々と成功させ、会社を成長させてきました。同友会に入会してから、従業員教育の大切さを痛感し、社員と共育ちの姿勢で、社員の声を尊重した取り組みがなされています。
生き様を感じる
後半は主任の橋本氏による報告で、社長との出会いから入社に至ったきっかけから始まり、社長からいい刺激を受けながら成長していける喜び、今後の仕事への取り組み・意気込みなどを報告。まさに理想的な会社経営を学ばせていただけたと感じました。グループ討論では「あなたの会社に企業風土はありますか?」というテーマで、「経営指針の必要性・経営者と社員の共育ちの重要さ・自立型企業を目指しているか?」などについて、さまざまな意見が出ました。安井氏の「会社・社員に対する熱い思いが社員に伝わり、共育ちが実現され、やがて地域に貢献できる企業に成長していく」という報告は、安井氏の生き様を感じた例会となりました。
豊合金鋳造所 小山 千里(一宮)