アジア留学生向けインターンシップ
産学連携を後押し
留学生を受け入れて
愛知同友会では、2月から3月にかけて、名古屋大学アジア留学生のインターンシップを実施しました。これは、平成19年度から新たに始まった、経済産業省委託事業「アジア人材資金構想高度実践留学生育成事業」の一環として実施されたものです。中部経済産業局内では、名古屋大学、岐阜大学、三重大学など国公立大学法人6大学が参加し、海外からの優秀な留学生に対して「日本企業への就職を前提とした高度な人材育成」を狙いとするものです。
会員企業で4名が研修
名古屋大学では、本事業の推進協力の一環として、名大在学中の優秀な学生に対し、同一プログラムを提供し、愛知同友会へ受け入れ協力の依頼がありました。マッチングの結果、@(株)エステム(ネパール・環境学研究科)、A(株)羽根田商会(中国・環境学研究科)、B(株)クリエイティブプロダクツウェーブ(中国・国際言語文化研究化)、C(株)サンテック(マレーシア・工学部)の4社で4名の修士生・学部生を2週間受け入れました。
日本企業への就職を前提とした研修では、高度な日本語、及びビジネス教育、現場での商習慣や日本企業の実際を学び、研修修了後には就職活動に入ります。担当教員も留学生の就職まで責任を持つ、丁寧な指導体制を取っています。
EPA交渉進展の中で
近年、アセアン諸国及び、韓国とのEPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)交渉が進み、中小企業にも、大きな影響が予想されます。ものづくり産業を中心に、アジアでの現地生産、取引がより進展する中、優秀なアジア人の採用も今後視野に入れていく必要があります。