どうゆうき

昨年4月の総会をもって会長を辞任してから早くも1年2カ月が経ちました。それまでは総務会(現在の正副代表理事会)の一員でしたから、一般会員さんから「総務会の役員が何を考えているのかよく分からない」、という声をよく聞いていました。当時はどうして伝わらないのだろうかと思っていましたが、今こうして一会員になると、会全体の動きが「よく分からない」という声がよく分かるようになりました。自分でも皮肉な感じがしております
▼今月、愛知同友会は創立46周年を迎えます。先輩方30数名で立ち上げられてから、今や会員数も3000名を越える勢いになってきました。そして諸官庁や教育機関、マスコミからも注目を浴びるようになってきています。非常に喜ばしいことと思いながら、時を経るごとに責任も重くなったことを痛感しています
▼同友会の特徴はなんといっても任意団体だということです。同友会に関する法的規制もありませんし、支援もありません。それだけに自分達の言動の責任は自分達で負わねばなりません。すべての運動や活動は会員の総意で決めますし、誰からも支配されません
▼同友会は中小企業経営者とそれを支援する人たちの集まりです。経営者である以上、納税と雇用などの点において社会に役立つ企業づくりを目指し、努力せねばなりません。社員や取引先から当てにされ、歓迎されることを経営者自身の喜びとするべきだと思います。創業間もない企業と歴史ある企業とが一体となって、「同友会3つの目的」の実現の為、さらに邁進されることを願っております。

同友会顧問 佐々木 正喜