三河支部「経営者の集い」
7月23日
「私たち(親子)が学んだ同友会精神」
真和建装(株)杉浦昭男氏(会長)、杉浦晴英氏(社長)
創業の精神「共育」
三河各地区の持ち回り主催で企画されている今年度の「経営者の集い」。2回目となる今回は豊川・蒲郡地区と豊橋地区の合同例会として開催され、72名が参加(内ゲスト7名)して行われました。報告者は真和建装(株)の杉浦昭男会長(岡崎地区)と杉浦晴英社長(三河第2青同)、創業者と後継者それぞれの立場で、同友会で何を学んで来たのかを語りました。杉浦会長は1978年会社設立の五年後に、職人集団から会社組織への脱皮をめざして入会、当時の三河支部共育研究会などで社長としての社員に対する責任や共感共鳴の関係づくりを学び、経営理念「共に育つ」を成文化します。その後、長男を失って廃業も考えた時期や、バブル崩壊後の業績不振で人員削減を考えた時期も、創業の精神「共育」のもと、社員に支えられながら危機を乗り越えました。
指針発表会や共同求人に参加
そして2006年、晴英氏への理念継承に確信を持った昭男氏は社長を晴英氏に譲り、現在は会長として経営を見守っています。杉浦社長は97年、24歳の時に入会するものの休眠します。しかし会員有志の勉強会で叱咤されたことをきっかけに、活動に積極参加するようになり、三河青同の設立にも関ります。後継者の立場で経営者としての姿勢を学んできたと語る晴英氏は、青全交や県総会などで悔しい体験を重ね、その度に自分自身の経営者としての足らない部分だと受け止め、リーダーシップのあり方や能力を磨いてきました。社長就任以後、指針発表会開催や共同求人への参加、東京への進出など、会社に新たな展開を作り成長中です。「共育」を学んだ昭男氏と「経営姿勢」を学んだ晴英氏。お互いが同友会の真髄に、異なる立場から迫る報告として、「同友会らしさ」を大いに体感できた例会となり閉会しました。