三河支部経営者の集い
11月28日
互いに感謝できる会社へ
青木義彦氏(株)サンテック
初心に帰る
今年度5回目となる経営者の集いが開催され、ゲスト5名を含む35名が参加、2名が入会しました。報告者の青木氏の会社は、工作機械などの組み込みソフト開発を手掛けています。青木氏は、社員が定着しない事に長年悩まされました。社員の事を大事にし、コミュニケーションもとっているはずなのに、社員は入社3年も経つと「将来が見えない」と去っていきました。青木氏は一時は廃業すら考えたこともあったそうですが、初心に帰ってやりなおそうと会社を存続します。そんななか入会した同友会で青木氏は、「あきらめずに言い続ける、やり続ける」姿勢が自分に足りなかったと気づきます。そして、他の会員が社内で実践している事を、青木氏は自分の会社にも取り入れていきました。
今こそ学びを実践
社内でのグループ討論や、社員も参加しての経営指針作りに取り組むうちに、社員は辞めなくなりました。青木氏自身も、以前は社員に厳しい事を言えませんでしたが、経営指針の実践に取り組むうちに、きちんと「叱る」ことができるようになったと言います。現在では少しずつですが、会社の将来を真剣に考え、また自分で判断のできる社員が増えつつあり、彼らを中心に会社組織としてもまとまりを強めています。青木氏は最後に、非常に厳しい情勢を迎えている今だからこそ行なうことに触れました。それは、普段から同友会で経営姿勢や指針・共育などを学び実践することが大切であり、社員と一緒に苦境を乗り越えられる会社づくりをすることが経営者の責任であるということでした。