どうゆうき

▼今年の5月の連休は、高速道路料金が上限1000円となり、大勢の方が車で移動しました。そのため、高速道路はいたる所で混雑する状態が続きました。地方にとっては少しは、経済効果もあった事と思いますが、中小企業の経営者は心休まることがありませんでした
▼いま政府が補正予算を組んでいるので、夏を過ぎる頃には経済効果を期待できますが、昨年8月頃のような事は望めません。これからは、世界中が持続可能な社会を模索するようになります。大前提が、二酸化炭素の排出量をどう削減するか、その取り組みです
▼今言われていることは、1つ目として愛知が得意とする技術を駆使して行動技術型社会を愛知に築くことです。2つ目には、米も魚も木材も、海外から60%も輸入している事が当たり前のように考えていた事が、そうではないことに気付かされたことです。そのため、自然共生型社会を築きあげる事が必要になります
▼スウェーデンの森林面積は、日本と変わりませんが、有効に山の資源を利用しているため、木材素材の生産量は、日本の4倍以上にも及びます。また、森林から集積場まで1度に40トン積載できる車で搬出し、コンピューター制御機能を備えた機械の導入で、1日あたりの作業量は日本の10倍も高いのです。また、日本は木材の輸入国ですが、スウェーデンは輸出国なのです。対して、多くの雇用を生んでいる日本の山は、崩壊状態になっています。今から自国の資源に対する自分達の価値意識を変えることで、山の活性化と多くの雇用を生み出すことができると思います。

会長:山本栄男