三河支部金融学習会
5月14日
強靭な経営体質をつくろう
松波正晃氏(株)クリエイティブプロダクツウェーブ
金融アセスの原点に帰って
5月14日三河支部主催の緊急金融学習会が60名の参加で開催され、講師に金融アセス委員長の松波正晃氏を迎えました。報告内容は、しっかりとした資金繰りの手立てや、金融機関への信用を高めるため、管理会計の導入を薦めるものでした。はじめに、かつて愛知同友会で、貸し渋りの問題から始まった「金融アセスメント法」制定の動きが取り上げられました。そして、自社の企業経営を考え、金融など経営環境の問題を扱い、双方の努力をするのがアセスメント運動であることが語られました。また、金融機関との信頼関係をつくるには、私たち中小企業が信頼を得るような財務体質を作り、金融機関から認められなければならないと松波氏は強調されました。
管理会計を導入しよう
金融機関が中小企業に融資をしたくても財務内容が不透明な経営をしている会社では貸すことができません。資金を融資する金融機関は、中小企業からみると支援者といえます。その支援者から信頼されるようにする必要があると言います。そのため、月々の経営判断をするための会計資料、すなわち半年の資金繰り表やキャッシュフロー計算書を出して、毎月の月次損益を出す管理会計が大切なのです。経営者自身の姿勢を正し、今こそ強靭な経営体質をつくることが大切とのまとめがあり、金融機関との関係を強めようと呼びかけがありました。