名古屋ブロック例会
6月10日
自社の経営課題を分析
青木義彦氏(株)サンテック/経営労働委員長
ポイントは仕組みづくり
第3回名古屋ブロック例会が45名の参加で開催されました。今回は企業変革支援プログラムを活用し、自社診断を行うというものです。青木氏から、プログラムの説明と実践報告の後、参加者全員で5項目の各設問に六段階の成熟レベルで答え、レーダーチャートで自社の全体像を把握しました。その後、診断結果をもとに各社の経営課題を交流し、具体的に見えた課題にどう取り組んでいくかグループ討論が行われました。討論では、「質問に答えることで自社の強みや弱みを理解できた」「社内で実施してみたら、経営者側と社員とのグラフの相違があり、新たな課題に気付かされた」との意見が出されました。討論の後、青木氏は「仕組みづくり」をキーワードとし、企業発展のためには、社内の仕組みづくりが重要であると強調しました。
自社の将来像をイメージ
このプログラムは、社長と社員の意識の差はどこにあるのか、また、一致する部分はどこであるのかなど、社内の相互理解を深める上でも有効です。自社分析で現在の成熟度を知り、今後のステップのイメージを社員と共有し、企業を変革していく(成熟度を上げる)イメージを持つことが大切です。また、「厳しい景況の中ですが、意識を高く持つことが何より大切で、診断後の実践が重要です。」とまとめられました。企業変革支援プログラムは自社の現状確認と、将来目指す具体的姿をイメージすることができます。この時期だからこそ自社分析が必要となります。