報道部
6月23日
報道関係者との懇談会
すべての原点は現場にあり
報道部ではここ4年間、毎年全国紙の名古屋支社や地元紙の経済部長の集まりである名古屋経済部長会との懇談会を開催し、中小企業家の生の声を伝えてきました。そのため、経済部長から記者の方々に同友会を紹介されてきました。今回は報道機関の第一線で情報を発信している記者の方々との懇談会を5年ぶりに開催しました。当日はトヨタ自動車の決算発表の日と重なりましたが、NHKのプロデューサーや中日新聞、読売新聞の記者をはじめ、中小企業の役割に評価を頂いている方々6名が集まりました。
不況期こそチャンス
まず中小企業から見た今後の愛知県経済として、同友会で行った景況調査を中心に情報交換が行われました。先安感があるため動きが鈍い建設業や、やや底を打つものの親会社の内製化の動きがある製造業、選挙後の政策の動向で変わる資金繰りなど、まだら模様の様相を呈しています。「人を採用する余裕が企業にあるのか」との報道側からの質問には、不況期こそ優秀な人材の採用のチャンスであり、雇用調整ではなく人材育成によって会社の体質を強化していることが紹介されました。同友会への要望は、景況調査などは分析した内容の結論を明確に出してほしいということや、厳しい経済情勢にどのような企業努力で対処しているか知りたいことが話されました。中小企業憲章の草案については、下からの意見を聞いて施策を決める習慣が必要であること。同友会がどこまで本気で働きかけるのか、具体的にどのような体制なのかわからないなどの率直な意見交換が行われました。