西尾張支部例会(8月27日)
元気印が会社を救う〜ビジョン・共育を通じ会社と社員の明日を考える
永井 良周氏 (株)ナテック

新社屋完成の矢先に

西尾張支部合同例会が「元気印が会社を救う。ビジョン・共育を通じ会社と社員さんの明日を考える」と題して、参加者140名で開催されました。
昨年の今頃、どれだけの人がこのような経済危機を予測していたでしょう。各会員企業が今の不況下でも元気な会社になるために何が必要であるかを見出せる例会として企画されました。
永井氏は、昨年11月に念願の新社屋を完成させ、これから全社が一丸となり「がんばるぞ」という矢先に、経済危機の打撃を受け仕事量は激減しました。
しかし、永井氏は、経営理念のもと、これまで取引先や社員さんに会社のビジョンを具体的に明文化し、形として目に見えるように明らかにしてきました。
また、ビジョンへ向かってISO取得や社員を大切にする社員教育などいつも前向きに、試行錯誤しながら仕事に取り組みました。そして一時の落ち込みを乗り越え、今では急速に仕事量を回復させ、新工場の生産能力を超える受注があるといいます。

社員と共に

グループ討論では、「あなたの会社の元気の源は何ですか」をテーマに行いました。内容は会社のビジョンなど、自社で最も大切にしていること。あなたの会社の良いところ。元気な社員をどのように育てているか。このような議題について話し合いが展開されました。
その結果、多くの方々はビジョンを持っており、そのおかげで社員も目的意識を持って仕事を行っていること。そのことが会社の元気に繋がるというまとめになりました。
私自身、ビジョンはあるが社内で浸透できていないため、まずは、社員にビジョンを示し、目的意識を持たせたいと思います。
今回の例会を通じて元気の源とは、先ずは、経営者が社員にビジョンや経営者の姿勢を具体的に示すことが大事で、経営者が前向きに考えていかないとだめだとわかりました。
(有)トーテック 石川 英明