南尾張支部・経営者の集い(8月27日)
今こそ決断
夢に向かって舵を切れ
加藤 明彦氏 エイベックス(株)

同友会の学びでピンチをチャンスに
南尾張支部となって初の経営者の集いが行われ、会員・ゲスト総勢約100名の方に参加頂きました。報告者にお招きしたのはエイベックスの加藤氏。昨年来、まさに絶頂から奈落の底へ落とされた愛知の製造業を代表するような加藤氏の報告でしたが、その内容はタイトル通り「夢」に溢れたものでした。
置かれた状況を会社発展のチャンスと捉え、与えられた時間で改めて徹底的に労使見解の見直しをしたといいます。そうすると自社の経営課題が見えてきたのです。
まず行ったのは、従来の責任と権限を社員に委譲した経営から、社長に権限を集中し社長がすべての責任を取る。そして社員とパート全員の雇用を守るようにしました。いわゆるベクトルの統一です。
人は会社の力
そして、弱点として浮き彫りになってきたパート社員への理念の浸透をはかります。売上高が激減した時でもすべての雇用を守ることは、なかなかできないと思います。加藤氏の会社は、信頼と意欲に燃え、正社員からパート社員にいたるまで全社一丸で進んでいるのを感じました。
二部会では着座にてテーブルを囲み、懇親を深めました。通例のようにゲストを壇上に上げて紹介することは敢えてせず、その時間を同席した会員が社業や同友会での経験をゲストと会話することにしました。この試みでより同友会活動を理解してもらい、当日は四名の方から入会表明と、多数の方から今後の参加意向の言葉を頂くことができました。
(株)新栄 江口 寛