共同求人委員会(就職懇談会)10月14日
地域雇用創造の担い手として 〜会員企業3社(西三河)を訪問

雇用を創出する中小企業
愛知同友会共同求人委員会では、毎年この時期に、大学・短大・専門学校の就職指導担当者と、企業の代表者や採用担当者との懇談会を開催しています。
今年は西三河地方の製造業3社(スギ製菓、曙工業、竹内襖材)を見学しました。
今回、見学先として選んだ3社では、いずれも大卒者を新卒で継続して採用している企業で、入社後、段階に応じた教育を受け、現場で責任ある仕事を任されていきいきと仕事をしている姿を知ることができました。
また、昨年秋以来の急激な景況悪化で、企業経営と同様に厳しい就職活動が続いています。その中で地域社会に対していかに雇用を創出し、人材をいかに育成しているか、もの作りに対する情熱と社員の活躍を体験して頂けたと思います。
地元への就職は地域貢献
入社2年目の社員との交流では、「学生時代とは違い辛いことが多々ありますが、やり遂げた時に社長や先輩に評価してもらえることが嬉しく、励みとなっています」と満面の笑みで答えていた姿が印象に残りました。
学校側からは、現場を知らずにインターネット情報がすべてと思っている学生や、争いの少ないゆとり生活を送ってきた学生にとって地元企業への就職は地域貢献に繋がることを伝えていきたいとの意見が聞かれました。
見学後に行われた懇親交流会では、まだ内定の出ていない4年生を多く抱える大学の担当者から、「学生には地域で活躍している中小企業を勤め先として勧めたい。企業のみなさんよろしくお願いします」との声も寄せられ、学生の厳しい就職戦線の様子も伺えました。
(株)高橋技建 佐藤 裕之