どうゆうき
▼一昨年のリーマンショックから昨年は、自動車産業への依存率の高い愛知同友会の会員の皆様には厳しい年となりました。今年も政府が正式にデフレ宣言を出す事態となり、引き続き私達中小企業経営者にとっては気を引き締めていかなければならない年になると予測されます。このような時だからこそ同友会の連帯の精神のもと、「1人で悩まないで」をキーワードに、専門家(弁護士・税理士・労務士・経営コンサルタント等)による「経営相談室」を開設して会員の皆様の相談を受けてきました
▼さらに2010年度の活動方針では「経営危機突破会議」を打ち出し、(1)企業体質強化のための課題を明確にする、(2)自己変革を促す運動づくり、(3)「中小企業が光を!」の経営環境作りを重要課題として取り組みます。その中の(2)の自己変革を促す運動の一環として昨年11月に全国一斉に「企業変革支援プログラム・ステップワン」の経営診断キャンペーンを実施しました
▼内容は「同友会の3つの目的」「労使見解」「21世紀型企業づくり」をもとに、経営指針づくりや社員教育、共同求人など様々な活動や会員の経営実践の教訓をまとめたものです。この活用で自己診断ができ自社の経営指針を明らかにできます。さらに経営者の自己診断のみならず、経営幹部や社員と共に自社分析を行い、お互いの認識の違いを理解し合う「全社一丸の経営」に導くことも可能となっています。このプログラムを活用して自社の強み・弱みを洗い出し、経営課題を明確にして、変革から企業体質強化をする年にして参りましょう。
代表理事 新井 敏男