名古屋ブロック 管理会計実践講座(12月9日)
円滑に融資を受けるために

金融機関の対応変化に注目
中小企業の現場では、各企業が資金繰りに苦労するなか、昨年8月に政権が交代し「中小企業等金融円滑化法」が成立しました。金融機関の対応がどう変化するかに今後注目が集まります。
一方、実際に融資を受ける場面では、より円滑に融資を受けるために企業側からの具体的な事業計画の提出が求められています。
名古屋ブロックでは、これまでにも管理会計講座(3回連続講座)を開催してきました。そこで、今回はさらにバージョンアップしました。内容は「実際に金融機関に提出するための事業計画書」を作成するポイントを学ぶというもの。このような企画で「管理会計実践講座」を開催し、23名が参加しました。
事業計画書 作成のポイント
今回の講座では、理念・方針・計画からキャッシュフロー計算に基づく財務計画をフォーマットに入力して、そのまま金融機関に提出できるような事業計画書を作ることを目指しました。
当日は3時間という短い時間の中で、財務計画を作成する方法にポイントを絞って学び、自社の決算書の数字をパソコンでフォーマットに入力して利益計画や借入金返済計画を作成しました。
参加者からは、「時間が短くて大変だったが、逆に言えばあれだけ短時間で銀行に提出できるような事業計画書を作成できたのは良かった」との声が上がり好評でした。
景気は底を打ったとの報道もありますが、愛知同友会の景況調査では厳しい実態が報告されており、景気の2番底への備えも必要になります。
すでに管理会計を学んだ人からは「管理会計を導入したら、円滑に融資を受けることができた」との声も聞こえてきています。名古屋ブロックでは、今後も会員の皆さんの資金繰りに役立つ学習会を企画していきます。