名古屋ブロック共育講演会(1月24日)
「ど〜せ無理」っていう前に 〜こどもの“夢見る力”が未来をつくる
植松 努氏 (株)植松電機 (北海道同友会会員)

子供の可能性を信じること
今回は「ロケット発射実験」(体験教室)が組み込まれ、未来を担う子供に夢と希望を与える講演会となりました。
講師の植松氏は、好きなことや夢をたくさん持ち、失敗してもあきらめずやり続けることの大切さを熱く語ります。
宇宙開発からロケットやロボット、折り紙昆虫やプラモデルなどを交えたお話を、子供たちは目を輝かせ聞いていました。
約1時間の講演の後は、ロケットの組み立てです。子供たちは学年別にテーブルに分かれ、作業に取り組みます。
各テーブルにはプロジェクト委員がつきますが、致命的な失敗を指摘する以外は手伝いません。良かれと思い大人が手を出すことが、子供の可能性を奪うのです。子供の可能性を信じることが、このプロジェクトの最大の目的なのです。

失敗してもあきらめない
できあがったグループから、名工大グランドに移り、ロケット発射体験です。時速200キロメートルで飛び出すロケットは、100メートル近く打ち上がり、上空でパラシュートを開き降りてきます。
発射操作も子供たちで行いました。またパラシュートが開かずに落ちてきてしまうロケットもありましたが、そのフォローに植松氏がかけより、開かなかった理由を解説します。
機体やパラシュートに名前やイラストを描いた自分のロケットを、子供たちは大事に持って帰りました。
夢をあきらめず、子供たちが大好きなことをやり続けられる社会にするにはどうしたらよいか。それを改めて考える機会をいただいた講演会となりました。
古澤デザイン事務所 古澤 毅