どうゆうき
▼第11期役員研修大学は5月にスタートします。この研修は来期で11年目を迎え、これまでに約300名の修了生を輩出しています。この研修大学は「同友会の理念・目的」を学び「自立型企業」「地域と共に歩む」企業をめざす役員育成が目的で始まりました。受講者は「研修大学の語り部」となることが期待されます。それは、企業づくりと運動を自らの課題としてとらえ、自分の会社での実践から語ることをめざしています
▼大事な事は学ぶだけでなく実践して「変わる」こと。知っていることと変わることとの間には、天地の差があります。このような自己変革の場こそが役員研修大学なのです。「経営も同友会も良く分からずに軽い気持ちで参加したが、人生の改革の場となった」(30代会員)とは、修了式でのコメントです
▼まだまだ同友会のことがよくわからないという声を耳にします。この研修は、同友会の創立からの歴史を学び同友会理念と労使見解を学ぶ一番の近道といえます。「同友会の根本がわかる人が増えると、地区・支部の役員会での意思疎通がスムーズになり、活性化のベースになる」と、役員は現場の苦労から痛感します
▼とりわけ時代は企業のあり方や働き方を問い、人間が人間らしく尊重されその可能性を引き出すことが社会の豊かさにつながる。そんな大きなパラダイムシフトを予感させます。自社の発展と自らの人格形成のため、そして私達が学ぶ場である同友会の活性のために役員研修大学で学び「幸せの見える社会づくり」を共に目指していきましょう。
会員・役員育成担当理事 加藤 輝美