名古屋第2支部例会(1月28日)
めざそう「いい会社」 〜会社の永続は社員の幸せ

伊那食品工業の施設を見学

働く人と地域の人の憩いの場

名古屋第2支部の合同例会は、「めざそう『いい会社』〜会社の永続は社員の幸せ」というテーマのもと、80名の参加で行われました。

内容は、長野県伊那市の伊那食品工業(株)の会社見学と塚越会長の講演会でした。

伊那食品工業は、法政大学の坂本教授の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」にも紹介された寒天メーカーのトップ企業です。驚くべきことには、この会社、48年間連続で増収増益を続け、創業以来一度も首切りを行っていないのだそうです。

講演前には、施設の見学をさせていただきました。敷地3万坪の本社・北丘工場周辺の緑地一帯は「かんてんぱぱガーデン」と呼ばれ、会長を含む社員全員で、毎朝掃除するそうです。その掃除も「気づき」の訓練になるとの説明でした。また美術館、ホールもあり、地域に無料開放されているそうです。

人の役にたつ喜びを

会社の成長とはどういうことなのか。世間に迷惑をかけないこと。会社で働くすべての人が去年より良くなったと実感できること。このことを社員に分かりやすく知らしめることが大事だと、塚越会長はいいます。

また、会社を潰さない、給料を下げない、社員の首を切らないことが、社員に対する本当の思いやりであるとも話されました。

「若い人に生きる目的を持たせるには」との参加者からの問いには、「人の役にたつ喜びを持たせることである」と明解に答えた言葉が心に残りました。

 

(株)ショーエイ 村上 友章