東尾張支部総会(3月6日)
原点回帰で経営危機突破

東尾張支部総会の様子

不離一体シートを試す

今年は東尾張支部で初めて単独で開催される支部総会です。まず、大島支部長から2009年度の振り返りとして、各2回開催された増強講演会と支部例会を始めとした支部活動の報告、また会計からは年度収支報告がなされ、承認されました。

2010年度方針「原点回帰で経営危機突破」は、支部・地区活動において課題や対策を見つけ、以前にも増して解決につながる活動を強めていくというものです。大島氏は支部3役会や支部役員会をはじめ、個々の活動においても会員同士の経営談義を行っていこうと呼びかけました。

同友会の学びを市政に

その後、地元岩倉市の片岡市長(会員)を迎えて記念講演が行われ、氏が会員として学んだ社員と一丸となって邁進する姿勢や、市民運動をした立場から市民を向いた市政づくりの活動の経験を話されました。

また、市長就任後は同友会で学んだ労使見解を市の職員との関係に活かし、役立っている事例が紹介されました。

参加者からは、「分かりあえるトップの姿勢を学んだ」「同友会の学びはあらゆる所で活用できる普遍的なものであることがわかった」など感想が聞かれました。

また、支部総会の懇親企画として、チャリティーオークションが行われ、昨年に続き地元社会福祉法人いわくら福祉会「みのりの里」へ売上金を寄付しました。

 

名古屋ブロック総会(3月24日)
励ましあい、企業変革を促す

前ブロック長の佐藤氏に花束が贈られる

120名が参加

総会冒頭、名古屋支部発足からの10年間の運動の軌跡をDVDで振り返りました。続いて佐藤ブロック長より、退任にあたり支部長、ブロック長を務めた4年間のまとめが報告されました。

急激な景気悪化での緊急対策学習会、委員会と連携し情勢変化に対応するブロック例会や管理会計講座など、学べる名古屋ブロックを標榜し活動してきたことを報告しました。

また名古屋市長との懇談会など地域との関係づくりに取り組み、今後もさらに深めたいと新年度への期待を託しました。続いて新年度役員を選出。山田新ブロック長より方針が発表されました。

新年度スローガン「原点の追究」

2010年度は「原点の追究」をスローガンに、人間尊重の経営姿勢を根底にすえた経営指針の確立を重点とし、企業変革支援プログラムや不離一体シートを活用し、お互いの経営をチェックし励ましあいながら企業変革を促していくと報告。

さらに名古屋市との関係づくりの強化、次年度に向けた組織づくりの課題にも取り組むことを報告し、新年度方針が採択されました。

総会終了後には、愛知淑徳大学の真田幸光教授による記念講演を開催しました。真田氏は国際金融情勢、新興国台頭の実態に触れながら、これからの中小企業はマニュアル化できない強みを持って付加価値の高い仕事づくりを目指すべきと、今後の経営戦略への示唆をいただき、盛会のなか、閉会されました。

 

三河支部総会(3月25日)
3つの目的に立ち返ろう

がっちり握手を交わす徳升前支部長(右)と新支部長の杉浦氏

支部長が交代

2009年度三河支部総会が開催され、雨と冷え込みがある中でしたが、当日参加は126名と盛況でした。

今回の総会は、5年間支部長を務めた徳升忍氏から、杉浦昭男氏への支部長交代という大きな節目でもありました。

徳升氏の退任挨拶では、支部長を受けることで得られた学びと自社が辿ってきた軌跡が語られ、同友会で役を受け、積極的に学ぶということの意味や意義が改めて参加者へ投げかけられました。

基本に返る

杉浦新支部長からは、「3つの目的に立ち返ろう〜人間性・社会性・科学性の学び」と題した次年度の三河支部方針が発表されました。

ここでは、第1に人間性・社会性・科学性という同友会の学びの基本に立ち返る、第2に来年度発足する東西三河支部の設立に向けた今年度の方向性、第3に同友会運動の血液とも言える増強、第4に会員一人ひとりが経営環境の改善をめざす、という4つの柱が打ち出され、2010年度の三河支部一丸となった活動が呼びかけられました。

懇親会では、開催地の蒲郡の名産品が多数揃えられ、次年度に向けた活発な意見交換で盛り上がりました。

経営環境の面では、まだまだ厳しい状況が続きますが、今年度も三河支部は支部一丸の活動で危機を突破していきます。

 

西尾張支部総会(3月27日)
ともに新たなる未来へ

西尾張支部総会の様子

支部と地区を知り活動を深める

第2回西尾張支部総会は、83名の参加者で行われました。清須市の加藤静治市長の挨拶では、地元経済、地域活性化の担い手として、中小企業への期待を語られました。

総会議事では、支部方針が青木支部長から発表されました。「あきらめない経営者。同友会の仲間たち」というテーマと共に紹介された2010年度の活動方針は、(1)意義ある会勢を維持発展させるための増強、(2)経営者の経営姿勢を「労使見解」に学ぶ、(3)自社の数値情報にもとづく科学的経営ができる「経営指針書」の成文化、(4)「中小企業憲章」の精神を地域に活かす広い見識とリーダーシップをめざす、(5)経営や生活は、自主的市民の民主的な連帯による社会の実現をめざす、以上の柱が確認されました。

隣接した特性を生かす

一方、記念企画の各副支部長、各地区からの活動PRでは、各部門の説明や活動、支部の役割をわかりやすく説明し、各地区からは、業種構成や産業構造など自地区の特徴をパワーポイントにまとめ報告し合いました。

今回の記念企画は、今までの尾張支部という大きな括りから西尾張支部という隣接した地域になったことを活かし、他地区の良さを知る目的で行なわれました。参加者には支部の方針を深めることと、地域の特徴を知るきっかけとなりました。

 

南尾張支部総会(3月27日)
日本経済再生の原動力に

南尾張支部総会の様子

明日への一歩

今回の支部総会では、南尾張支部として行政や他団体の来賓をお迎えしました。これは三品支部長の「自立型企業を目指し、中小企業の存在意義を社会に示す」という今期の方針を形にしたものであったと思います。

自分達が主体者となることが大切であり、まずは頑張っている中小企業家がいるということを知ってもらいたい、そのような思いが今回の支部総会から感じられました。

中小企業憲章を制定しよう

記念講演は、「中小企業は国の根幹である。しかし今の経済状況では中小企業はどうなってしまうのか」という鋤柄中同協会長の問いかけから始まりました。

「時代時代の変化に伴い、経営者に必要な勉強も変化する。現在の中小企業は、しっかりとマーケティングしなければならない時代に置かれている」「従来の同友会の勉強にプラスして考える必要がある」など、中小企業憲章や地域活性化条例の制定の大切さを話されました。

懇親会では、各地区のPRタイムや、青同から親地区への移籍セレモニーといった企画などで盛り上がり、地区間の交流をはかる良い機会にもなりました。1日を通じて、南尾張支部として更に結束が固まり、明日に向かい大きな一歩を踏み出したように感じました。

 

犬飼突板(株) 犬飼 英清