同友エコ事例報告(4月5日)
「食」を通じて環境と資源を

浅井 章博氏 アルファフードスタッフ(株)
半谷 浩司氏 (有)ライフ空調システム

 

水銀灯とLEDの比較説明

同友会では「同友エコ」というCO2削減運動に全国で取り組み始めました。
その一環として事例報告会を開催、理念経営と具体的な小さな取り組みを積み重ねることの大切さを学びました。

企業理念から環境経営に取り組む

老舗砂糖問屋の3代目である浅井氏。当時は砂糖に付加価値がなく、価格競争ばかりの業界環境の中で社長に就任しました。

ある日、子供が牛乳アレルギーを発症したことから食を取り巻く環境の問題を考えるようになり、「人と環境に優しい食品や食材を売りたい」と思ったといいます。

そして、これまでの業界では考えられない先駆的な取組みを進めました。国産の食材を売り、フードマイレージを減らす運動を始め、環境ISOを取得。すると社員に会社や仕事への誇りが芽生え、生産者に消費者の声を伝える啓蒙活動を行うなど、会社全体が大きく変わりました。

小さなことから行動する

浅井氏の会社は社内でのエコ意識も高く、社屋を採光窓にして換気も行っています。会議ではプロジェクターを使いペーパーレス化を実現。エアコンも新型に替え、LED照明への取り換えも行うなど電力を削減しています。

半谷氏からは、LEDについての具体的な紹介がありました。蛍光灯や水銀灯をLEDに変えることで電力量を80%以上削減できたなど、想像以上の効果があったといいます。また、寿命が長く紫外線も出ない特長もあるようです。小さな行動を踏み出すことの大切さを実感しました。

 

エーシーネットワーク(株) 金江 宏幸