男女共生委員会(7月2日)
働くことが生きる喜びに

小出 晶子氏 タイヨー機械(株)

 

午前9時30分から開催される男女共生委員会

等しく認め合う

男女共生委員会は、等しく認め合う(男女平等の意識づくり)、共につくりだす(あらゆる場への男女共同参画)、自分らしく生きる(いろいろな生き方を選べる環境つくり)、広く手をつなぐ(進展する国際化への対応)の4つの主要課題を追求し活動しています。
毎月の委員会ではメンバーのミニ報告会を開催。お互いの経営体験、そして生き様を率直に話しあう場づくりを行っています。

生きることは 関わること

7月はタイヨー機械(株)の小出氏に報告していただきました。

小出氏は父の創業した会社を引き継ぎ社長に就任します。そして日々様々な問題に直面するなか、より広い視野を持ちたいと同友会に入会。時には厳しい指摘を受けることもありますが、そのことがありがたいと会の魅力を語りました。

自社の経営体験では、障害者雇用と社風づくりについての報告がありました。障害者雇用のきっかけは、人手不足から養護学校の実習生を受け入れたことが始まりでした。

「生きることは社会と関わることで、働くことはその最たること。働く場があれば個々の能力が発揮される」と障害者雇用について自然体で話されます。人間の本質的な問いかけに気づかされたエピソードでした。

人間の能力は無限

また「人間の能力を何ではかるかということに、明確に決まったものはない。1つしかできなかったことが2つできるようになれば、その人の能力は2倍になったとも言える。お互いに補いあって、個々の能力に応じた働き方ができる会社にしていきたい」と今後の会社づくりについて話されました。

さらに、旧社屋を活用して、障害を持った社員の親が亡くなられた後も日常生活をサポートできるグループホームのような場を作り、引き続き働き続けられる環境を整えていきたいと今後の夢を話されました。

「働くことが生きる喜びに」という小出氏の思いに参加者一同、感銘を受けた例会となりました。