どうゆうき

▼今年も8月末から2週間のインターンシップが行われました。愛知同友会がインターンシップを取り入れてから毎年、わが社でも研修生を受け入れてきました。今年で10年以上になりますが、今年のように女子学生だけ2名というのは初めてでした。1人は文系で、もう1人は機械工学の学生です。2人とも、ものづくりに興味があるということで、当社での研修を希望しました。その希望に応えるため、今まで工学部の学生でも敢えて避けてきた実習を行うことにしました

 

▼2人は初日から熱心に話を聞いてくれました。「質問はありますか」などと聞く前に「質問していいですか」と積極的に聞いてきました。営業担当者に同行して取引先の訪問を2日間行いました。営業とは何をするのかを体験できることと、取引先はすべて製造業ですから、製造現場を自分の目で見ることができる利点があります。この同行訪問でも2人は積極的に勉強をしていたと指導営業担当者が喜んでいました

 

▼工場での加工実習では汎用旋盤、汎用フライス盤などを扱ってもらいました。材料は安全のため硬質の樹脂を使用し、円筒を作ったり穴をあけたり、自分の手で作業をしてもらいました。文系の学生は「自分に合っているようだ」といい、機械工学の学生は「自分には合わないかも」という感想でした

 

▼インターンシップ研修生の受け入れはボランティアのようなものです。しかし、研修生がこんなに熱心だと指導するほうも熱が入ってしまいます。2人の研修生にとって、よきインターンシップであったことを願っています。

 

同友会顧問 佐々木 正喜