名古屋第5支部−合同例会(10月6日)
経営者の責任 〜時代に翻弄されない経営者の姿勢確立

広浜 泰久氏 (株)ヒロハマ

 

社員に能力を発揮させるポイントを学ぶ

社員をやる気にさせる

厳しい経済環境のもと、特に苦境に立たされている製造業の中でも成長を続ける(株)ヒロハマ。その強さの源は、経営者の責任の自覚の強さであると感じます。

印象的だったのは、社員のモチベーションの上げ方とその持続で、そのために何が必要なのか、具体的な対策と実践は圧巻でした。

私は目の前にある実務に重きを置いてしまいます。その結果に一喜一憂し、社員の能力を活かしきれずにジレンマに陥っています。しかし、広浜氏は、同友会で学んだ労使見解の実践として、人間性の大切さ、その教育を社員に徹底し、効果を上げているのです。

経営者の姿勢

社員のやる気を引き上げ、自主的な姿勢を確立させ、仲間への尊重と信頼を築かせる。このことが、社員の能力を発揮させる最大の要因であることを学びました。

そして、社内報を作成したり、給与に想いを添えたり、新入社員には毎年、講義を設けるなど、教育を効果的に伝える機会の創出も、具体的で興味深いものでした。

会社の基本は人間自身です。その人間が働く能力とその発揮のさせ方も、経営者の考え方1つで変わります。

この不景気で、外部環境の影響もありますが、内部の経営者のあり方次第で、外面的要素に翻弄されることのない会社を創り上げることが可能なことを学びました。

 

名盛建設(株) 真城 壮司