経営指針セミナー(10月16〜17日)
経営戦略と企業風土は両輪

「経営者の道場」

愛知同友会では、全国に学んで経営者同士が切磋琢磨し合う「道場方式」による経営指針セミナーを試行的に開催しています。

先回の理念作成編では、社員が働きがいや誇り、経営者自らの生き方としての覚悟などを問いかけ合いながら経営理念を作成しました。

今回は、企業目的である経営理念を実現するための経営方針を検討。自社の特徴やポジション、技術や人材などの経営資源および財務数字などを分析し、外部環境の変化も検討しながら客観的な視点で方向性を見出します。

実際には各社で社員を巻き込み方針を検討し、経営戦略と企業風土を車の両輪として動かすことが大切です。

以下に、受講者の感想をご紹介します。

 

◆あるべき姿、理想像にどう近づけていくか。経営者だけでは、勢いのある推進力を持続させていくには限界があります。「会社は誰のもの」という問いかけをし、パートナーとして社員を信じ、お互いの夢の共有をはかり、楽しみのある会社を築きたいと感じました。私自身、1本太い芯を持つことができ、濃密で気づきの多い2日間でした。

◆経営方針は、理念と現状とのギャップを埋めるための道筋。企業が存続成長するためには、社員とともに「正しい経営方針」と「好ましい企業風土」の両輪を回し、経営者の経営姿勢を確立することが大切だと学んだ。
KJ法やブレーンストーミングの手法とSWOT分析は社員も巻き込んで行えるので、全員参画の企業づくりを進めたい。

◆今まで「絵に描いた餅」「机上の空論」が多かった方針・計画だが、SWOT分析をする過程で環境分析が弱かったことに気づいた。
どれだけ細かい計画を立てても、課題を明確にし順番にクリアしなければ実践できないと痛感した。社員全員と「5年後の理想像」「SWOT分析」をやろうと思う。理念、ビジョンから方針への具体的なブレイクダウンが学べた。