経営指針推進本部
経営戦略の基礎を学ぶ

〜連続3回オープン講座

 

間口を広げた基礎講座

愛知同友会では、経営者同士による「道場方式」の経営指針セミナーを試験的に開催しています。

今回は、経営方針作成セミナーを補う経営戦略・基礎講座を3回シリーズで企画しました。これはセミナー受講者に限定せず、同友会の提唱する経営指針の全体像や中小企業のための経営戦略を基礎から学んでもらい、自社の経営指針を見直すきっかけともなるものです。

講師は三重大学の青木雅生准教授です。先生は愛媛同友会での研究会や滋賀同友会の「経営指針を創る会」などにも関わっており、同友会理念や中小企業憲章運動に共感を持つ研究者として、中小企業経営者への期待を込めた講義が行われました。

「経営力を養う三観」

全社戦略として、どこで事業を展開し、それらをどのように束ねるか。事業構造を変革するため経営資源の重点配分を決定します。その事業領域の設定とドメインコンセンサスが重要だといいます。

そして「自由とは必然性の洞察である(赤石義博氏)」を引用して、「科学性」とは単に市場適合を指すのではなく、社会や経済や時代の大きな流れ・変化の本質をできる限り客観的に把握することだと指摘しました。

また、世界観(科学性)・人生観(社会性)・価値観(人間性)の三観を持つことの大切さと、教養を広げることが経営力の土台であると語りました。