名古屋ブロック−スキルアップ講座
同友会理念の実践の契機に

3つのテーマで学ぶ

経営環境が厳しさを増すなか、会員各社での同友会理念の実践に基づいた「黒字企業づくり」が喫緊の課題といいます。

同友会にはこれまでに培われた経営者の姿勢、企業づくりが理論的に構築されています。これらの蓄積に触れ、同友会らしい企業づくりを学び、各社が黒字企業として発展するための「同友会理念を実現する経営スキルアップ講座」を開催。労使見解、経営指針、管理会計の3つのテーマについて学びました。

第1講座では中同協「人を生かす経営」をテキストに、経営者の姿勢、人間尊重の経営について。自社の就業規則を持ち寄り、社員が安心して働くことができる内容であるか、また最新の改定事項を盛り込んでいるかなど、改めて各社の就業規則を整備することで企業実践を促す機会としました。

課題を解決する意識を常に持つ

第2講座では中同協「経営指針作成のてびき」を1つ1つ解説し、その内容と経営指針の必要性を学びました。そして、作成シートを使って実際に経営指針書を作ってみることで経営者の考え、現在の課題、今後の方向性を考える機会としました。

報告者からは「今日作った指針書で自社の課題が見えてきます。経営指針書を常に携帯して会活動に参加し、自社の課題を意識して学び、自社を変えていきましょう」と呼びかけがありました。

第3講座では、自社の経営状態を経営者が正確に把握し、未来を描くための「管理会計」導入の大切さを学びました。貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の3つの諸表の説明を受け、企業会計の基礎を再確認しました。

名古屋ブロックでは今回の講座を特に新入会員の学びのフォローとして位置づけ、会員各社での同友会理念実践の契機となるよう活動を推進していきます。