金融アセスだより(第52回)

委員会参加のきっかけ

私は創業して11年、同友会は入会7年目です。

数年前、金融委員会の安藤氏から金融機関とどのように付き合っているかを尋ねられ、「ただ借入をしているだけ」と答えた覚えがあります。それなら金融委員会で一緒に勉強しようと誘われたのですが、当時は足を運ぶことはありませんでした。

その後、役員研修大学で松波金融委員長の報告を聞き、経営指針・管理会計の重要性に気づき委員会への参加を決意しました。

現在では金融機関等と月に2回、月次の報告をはじめマクロな視点からミクロの業界的な景況感など、情報交換を行っています。

以前と比較すると金利も低くなってきました。経営指針書も、当初は成文化しただけという内容でしたが、最近では事業計画に沿った展開が出来てきています。

学ぶ機会を活かす

振り返ると、経営者としての役割や経営資源について、誤った考え方をしていた過去の自分に憤りを感じます。当時の安藤氏からのお誘いや、役員研修大学、各委員会での学びなど、同友会には様々なピンチをチャンスに変えるためのステージや環境があったのですから、もっと早くに気づいていたらと思います。

1人でも多くの会員が、これらの学びの場に積極的に参加すれば、同友会にプラスのスパイラルが生まれると思います。

 

(株)荒新機工 新谷 匡人