どうゆうき
▼代表理事に就任して4年が経過しました。先月の理事会で次期代表理事候補に加藤明彦氏が選ばれた事により、私はこの大役を無事退任できる運びとなり、ほっとしています。歴代の代表理事や役員の皆様の活躍で、全国でも注目される愛知同友会。その代表理事としての責務は何かと思いを馳せながらの4年間でした。リーマンショック、トヨタショックと相次いで大きな事件が起きましたが、理事会や会員の皆様の尽力と協力のお陰で会勢が3000名を超え、過去最高を記録している事は喜ばしい限りです
▼代表理事就任後、私は同友会理念の浸透と実践をテーマに取り組んできました。今年4月から東三河支部が発足し10支部になりますが、支部中心の例会づくりや、役員育成が積極的に行われるようになりました。また愛知5000名会員を達成するために、「10万都市に1地区を作ろう」をスローガンに60地区を目指してきましたが、皆様の協力により51地区となり、目標達成まであと一歩となっています
▼2003年の中同協総会(福岡)にて「中小企業憲章」制定運動が提起され、私たち愛知同友会も理事会に経営環境改善部門を設置し積極的に運動に参加してきました。そして、昨年6月18日には中小企業憲章が閣議決定されました。これは提案者である私たち中小企業経営者が労使見解に基づいた経営指針書を作成し、自社を発展させる責任が明確になったと言えます。会員企業の皆様が地域経済にとって重要な会社としてますます成長されることを心から祈念し、代表理事の最後の挨拶とさせて頂きます。
代表理事 新井 敏男