青同連協 ― 2月合同例会(2月22日)
めざすべき未来へ 〜時代を掴み、舵を取れ!

42名が集う
合同例会は11の青年同友会会員が一堂に会し、学びと交流を深めます。今回は他県同友会の青年部からも9同友会32名の参加があり、会場は未来を拓く青年経営者の活気で包まれました。
基調報告では、サン食品の加藤三基男氏が、会社を継承してからの20年の軌跡を報告しました。加藤氏は斜陽産業と言われるこんにゃく業界の中で、ただひたすら安く大量にこんにゃくを作り続けて、全国に販売エリアを広げながら、次第に経営の喜びや夢を見失っていきます。そんな当時の経営は、今にも滝に呑まれそうな船を手漕ぎのオールで必死に漕いでいたようなものだと振り返ります。

「何のために」が原点
社員との関係も悪化し、経営を投げ出しそうになった時、もう一度やってみようと自身を奮い立たせたのは、「親父のこんにゃくを世界へ広めたい」という自分の原点でした。
萎えていた心が再び輝きを取り戻し、今では「世界の糖尿病患者のために」という新たなビジョンを掲げ、夢に向けて走り続けていると熱く語りました。
この後5つの分科会では、ブランディング・業態改革・挑む姿勢と覚悟・事業継承・付加価値のテーマで、「何のために」をキーワードに、原点に立ち返り確かな将来を描こうと、熱気あふれる討論が続きました。