共育講座−第6講座(2月25日)
夢(経営理念)の共有化

佐藤 祐一氏 (株)羽根田商会

 

笑顔の生まれるコミュニケーションを体験

 

第11期、社員と学ぶ共育講座(22社、72名が参加)の第6講座、佐藤氏の報告を紹介します。

何のために働くのか

私の会社は機械工具の商社です。経営理念は「お客様の喜ぶ顔を見る」。経営理念とは、会社の判断基準や価値観を示したものです。

2代目の私は、社長就任当時、何のために経営するのかという明確な目的がありませんでした。そこで、楽しかったことを思い返してみると、新入社員が初めて営業に成功し、社員みんなで喜んだ時の光景が思い出されました。そして、社員が楽しそうにしている風景を見るためなら頑張れると思いました。

報告者の佐藤祐一氏

誰もが幸せになりたいと思う

幸せになりたいという思いは皆同じはずです。会社の経営理念とみなさんの人生の目的は、密接に関係しています。

私は、人間として成長することが人生の目的だと思います。そのためには、充実した人生が必要です。

会社では経営理念の実現になりますが、個人で言えば、夢や目標の達成が人生を充実させるものだと思います。

その夢や目標を描くためには、しっかりとした基盤が必要です。つまり、会社が存続することが前提になっていると言えます。その前提を成り立たせるために、経営理念が必要なのです。

何のために働くのか、どんな人生にしたいのかを、今一度考えてみてください。それがあれば、つらい時も踏ん張ることができます。このように、仕事と人生を一緒に考えた方が、充実した人生への近道になる気がします。